青春の門 1981 筑豊篇

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青春の門 青春の門 1981 筑豊篇

監督: 蔵原惟繕, 深作欣二
原作: 五木寛之
出演: 菅原文太, 松坂慶子, 渡瀬恒彦, 若山富三郎

この小説は1975年版の映画青春の門を見てから読んだのか、それとも映画の前から読んでいたのか記憶は定かでない。
青春の門というのは、人間が一生に一度子供から大人になるときにくぐり抜ける青春の門を指している。

この映画は東映で作られて、松坂慶子が伊吹タエを演じている1981の映画である。
この映画はやはり、伊吹タエが中心に描かれていて松坂慶子が素晴らしい存在感を見せている。松坂慶子がここまで美しい女優だとは思わなかったくらいだ。
信介、織江は、子供の頃から描かれていて、最後に佐藤浩市、杉田かおるが演じている。それにしても杉田かおるが本当に幼くて、田舎の娘という感じである。

それにしても、伊吹重蔵、伊吹タエ、塙竜五郎のキャラが強すぎて、伊吹信介があまりにひ弱すぎる感じである。というか観客と等身大の悩める若者である。
これは五木寛之が自伝的に描かいているせいかもしんれない。それにしても伊吹タエの強い母性愛に育てられて、思春期には、高校の女先生に憧れて、クラブの女先輩を覗いて、
幼馴染の牧織江はキープ状態でと、そして金銭面では母や塙竜五郎に甘えて、あまり男らしくない普通の高校生である。
つまり伊吹重蔵、伊吹タエはヒーロー、ヒロインであるが、伊吹信介、牧織江はここではまだヒーロー、ヒロインになっていない。

ストーリーはカフェーの女給タエが伊吹重蔵に連れられ、伊吹重蔵が塙竜五と対決するところから、信介が東京に行くと告げてその夜になくなるまでである。
それにしても炭鉱のボタ山で、伊吹タエが信介を抱いて一晩を明かすところは感動的である。
朝鮮人の労働者を面と向かって描いているのもいい。金山と伊吹タエの交流もいい。

懐かしい映画だった、1975年版も1981年版も見ているが、どっちがよかったかという印象は覚えていない。
この映画は、どちらかといえば、信介の高校時代はかなりダイジェストで中途半端のような感じがである。この映画が、上映時間140分であり、1975年の映画が188分という差もあるのかも。
それにしても松坂慶子の伊吹タエが本当に印象的にな映画である。
山崎ハコ『織江の唄』は、信介しゃん、信介しゃんの歌詞は、本当に織絵の心を表したいい曲だ。

映画の舞台となっている香春岳(かわらだけ)は、福岡県田川郡香春町にある山である。
そういえば青春の門はどこまで読んだのだろう。今でも、週刊現代に新・青春の門が連載されている。伊吹信介はソビエトにいて、牧織江は歌手になっている。



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