The Revenant レヴェナント: 蘇えりし者 2015

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revenant.jpgのサムネイル画像The Revenant レヴェナント: 蘇えりし者 2015

監督: アレハンドロ・G・イニャリトゥ
原作: マイケル・パンク
出演: レオナルド・ディカプリオ, トム・ハーディ, ドーナル・グリーソン, ウィル・ポールター

アカデミー主演男優賞、監督賞、撮影賞受賞。

アメリカの西武時代の実在の人物がサバイバルした話を映画にしたもの。当然フィクションもいっぱいがあるが、迫力ある冬のシーンが凄い。見ていて本当に寒くなるし、痛みを感じる映画。やっぱり自然の映像が凄い。それと出演者が溶け込んで凄い迫力がある。アカデミー賞の主演男優賞、監督賞、撮影賞をとるのは順当であるとはっきりわかる映画である。また監督賞のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、バードマンに続いて2年連続である。凄い

ここまでやって、サバイバルできるんだろうか。グラスはあれだけ川に浸かったり、濡れたりしてあの寒さの中で生きていけただろうか。凍傷にもならずに。??
馬の腹の中に入って暖をとるのはなるほどと思う。

グリズリーとの戦いはどうやって撮影したんだろう。
あれは本物の熊を使っていたように思える。調教していたと思われるし、襲い方が手ぬるいのだが。それでも迫力があるシーンである。

レオナルド・ディカプリオがこの映画でアカデミー主演男優賞をとるのは当たり前に思えるほど過酷なロケだっただろう。すごい役者魂である。

撮影は、カナダで行っていたが、暖冬で早く雪解けが始まったので、アルゼンチンまでロケに行った。自然光での撮影にこだわり、1日1時間半程度の黄昏時の撮影をして
撮影セットは東向きの朝用、と西向きの夕方用の2種類を用意するような凝り方である。

原作は、マイケル・パンクの小説蘇った亡霊:ある復讐の物語(The Revenant: A Novel of Revenge)である。実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を描いている。revenantは、revengeにもつながるのだろうが、フランス語のrevenirから蘇るものと言う意味である。一度土に埋められたものが、生還する話なのである。
実際は、1823年ごろの話なので、アメリカは独立している。法律的には生きている人間を見捨てて、そのまま土に埋めるのは当然の事ながら重大な罪である。

なぜ自分が生きなければいけないのか、息子のために復讐をするために生きる。復讐が終わっても、自分は生きなければいけないのだろうか。映画は最後に何も言っていないが、死んだ妻はグラスに生きろと言っているようだった。
ある意味、一人の強い意志と生きる力をあたえてくれる映画である。寒い日に見ると心も体が凍えてしまうほどの迫力がある。強い感動を与えてくれる映画ではないが、自分の心に深く何かを残す映画ではある。

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