Bates Motel: Season 3 ベイツ・モーテル シーズン32015-

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

ベイツ・モーテル シーズン3 Bates Motel: Season 3

シーズン2までの話
ノーマンは、父を殺し、ミス・ワトソンを殺したが忘れていた。そしてコーディの父を突き落として殺してしまう。次第にノーマン自身が自分の異常を自覚し始める。そしてミス・ワトソンを殺したのが自分であることを思い出す。
兄のディランの麻薬の仕事も危機的な状況を脱出した。保安官のロメロと組んでゼイン・モーガンもニック・フォードも倒した。
母ノーマは、ノーマンの異常に気づきながら溺愛が変わらない。しかし彼女の冒険心はこのストーリーを活気付けている。

第一話からノーマンの性癖、本性が現れ始める。
いままで見ている側に近い若く繊細なノーマンの気持ちがどんどん遠くなっていき、狂気の世界に入っていく。
母にも嘘をつき、次第に本性が出始める。ノーマンも自分がミス・ワトソンを殺したことを思い出す。
かわいそうなエマは、自分の肺機能が致命的に悪化していることをノーマンに告白してデートに誘われて喜ぶ。
しかしノーマンは、モーテルに泊まった高級娼婦に惹かれ、彼女がシャワーを浴びているところを覗く。(ついにサイコのクライマックスシーンが出始めた)
そして彼女を顧客のところに送っていくと行って一緒に車に乗るが、帰ってきたときは一人である。
ディランの前に再び、父でありノーマの母でありケイレブが現れる。彼はケイレブを避けるが、ケイレブはディランと一緒にいたいと話す。

このシーズンがうまく作られているのは、ディランの存在だろう。ノーマンが次第に狂気に入っていくに従い、ディランが次第に観客の同情を引く対象になっていく。父のケイレブが怪しい存在である。彼に次第に焦点があったていく。いい意味でケイレブの良さが出ている。そしてディランの微妙な関係がうまく作られている。
もう一人はエマの存在である。彼女が嚢胞性線維症を患い、病気がちでありながら純粋にノーマンのことが好きなのが今後のストーリー展開の鍵でもある。(当然悲劇的な結末になるのは予想されるが)。
ヴェラ・ファーミが演じる母ノーマは、非常に魅力的である。ノーマに対する溺愛はともかくとして冒険心が豊かであり、正直であり、他人に対する思いやりもあり、思っていた狂気の世界と違うイメージである。

アニカは、ノーマンが殺したのではなかった。しかし、母ノーマと、ノーマンの間には亀裂が入る。そしてノーマはもう一人の自分、母の姿をした自分がはっきりと幻覚として現れてくる。シーズン3から違うのは、ノーマンの狂気に対する確信性だろう。今まで自分の異常性に対して困惑していたのだが次第に、狂気の世界に自分から喜んで入っていく。ノーマが急に家を飛びだした後に、ノーマンがパニックを起こした後のじっと動かない症状は、統合失調症のカタレプシーだろう。そして母ノーマの強い喪失感が、自分自身を母ノーマにしてしまう。これは多重人格の表れだ。そして剥製を作る趣味も続いて、幻想の中に剥製にした犬のJunoが彼のペットのように現れる。

シーズン3の最後に、ノーマンが人を殺すのは分かっていたし、犠牲者もすぐにわかった。そこは簡単に予想できたし、殺すシーンも迫力がない。ただ、死体を隠すシーンは、オリジナルのサイコでモーテルの近くの沼の中に沈めるシーンと重なる。

オリジナルのサイコでは、ノーマンは母とその恋人を殺しているのだが、母ノーマの恋人は誰だろう。やっぱり保安官のロメロだろう。ノーマンは鳥の剥製をたくさん作っていた。これは本当はヒッチコックの鳥と関係しているんだろう。それにしてもサイコでノーマン役をしていたアンソニー・パーキンスのイマージは確かにフレディ・ハイモアと重なるところがある。

Bates Motel ベイツ・モーテル シーズン1 2013

Bates Motel season2 ベイツ・モーテル シーズン2 2014

Bates Motel: Season 3 ベイツ・モーテル シーズン32015-

Bates Motel season 4 ベイツ・モーテル シーズン4 2016-

Psycho サイコ 1960

アルフレッド・ヒッチコックの映画 Alfred Hitchcock

My Rating(評価): 14/20
アクセス数:3274