Fargo ファーゴ 1996

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Fargo ファーゴ 1996

監督: ジョエル・コーエン
出演: フランシス・マクドーマンド, スティーヴ・ブシェーミ, ウィリアム・H・メイシー, ピーター・ストーメア, ジョン・キャロル・リンチ

1996年(度)アカデミー賞)主演女優賞、脚本賞受賞

ブレーナードの巨大な木こり(ポール・バニヤン)が非常に印象的。 これは、ギャッツビーの時の看板と同じような効果がある。もう一つアメリカ入植者は、ホロ話が好きだった。それもスケールがでかいのが好き。ポール・バニヤンは、生まれたときから8メートルという巨体で、五大湖やミシッシピ川を作ったという、誰が聞いても嘘とわかるけどそれが楽しいである。実際に道路にはこんなポール・バニアンの像はない。撮影のためにだけに作られたものだ。この映画の後に、Fargo-Moorhead Visitors Centerに飾られている。

この映画の中では、誰が聞いてもすぐに嘘とわかるような嘘つきが一人いる。それが、事件の発端者の自動車セールスマンのジェリー・ランディガードである。この愚かなジェリーが企てた狂言誘拐が、どんどん最悪な結果を招いていく。おかしな顔のカールと無口なゲアのコンビがなんとも愚かで、稚拙な誘拐事件を犯す。そして次第に警察官を殺し、恐ろしい連続殺人事件に発展する。


残忍な犯罪が起きている状況と対照的に、誘拐が起こる前のジェリーの家庭もまさに典型的なアメリカの家庭を描いている。そして主人公のブレーナードの妊娠中の警察署長のマージと彼女の夫のノームは、ほとんど二人でいるときは、ベッドに横になっているか食べている。マージとノームの生活も、普通の真面目な人間性が非常に際立つように描かれている。

ヘックというのはミネソタの方言だろう。

印象的なシーンが多い。バックミラーやリアウィンドーの映像が効果的に使ってある。それにこれほど雪深しシーンが多いアメリカ映画もほとんどなかった。編集も非常に凝っていて場面の転換が面白い。シーンの転換時に先に会話の声をかぶせた効果がよく使ってある。

本当に撮影も素晴らしいし、映画の展開も非常に面白く、何度もみても飽きない。いい映画である。

1997年には、マージを主役としたテレビドラマシリーズを放送する計画もあったが、パイロット版が製作されたのみで実現には至らなかった。2014年からこの計画が実現される。

マージがパトカーを運転しながら逮捕したゲアに人生はもっと価値があるのよ こんないい日なのにと話すのも印象的なシーンだ。

映画のタイトルはファーゴは、実際には映画中でファーゴが舞台となるのは冒頭の酒場のシーンだけである。あとは、ミネソタ州のミネアポリスやブレーナードを中心に起きているのだ。ファーゴはもっと大きな街の名前かと思ってしまった。しかしコーエン兄弟はファーゴをタイトルに選んだ理由について、ファーゴの方がブレーナードより面白そうだったからと述べているらしい。

映画の最初に印象的なコメントが付けられている。この話は実際にあった話である。というもの。でもこれもただの演出で、全てフィクションである。これはずっと僕は信じていたのに。ポール・バニアンにやられた。
あの黒いブリーフケースはどこに行ったのだろうと最後に誰でも思ったかもしれない。
都市伝説では、この映画が実際にあった事件だと思って、あの黒いブリーフケースを探しに行った人がいるという話だ。

Fargo ファーゴ 1996

Fargo Season 1 ファーゴ シーズン1 2014

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