タグ「New York」が付けられているもの

ソフィーの選択 Sophie's Choice 1982

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

51QduUW-FJL.jpgソフィーの選択 Sophie's Choice 1982

監督: アラン・J・パクラ
出演: メリル・ストリープ, ケヴィン・クライン, ピーター・マクニコル, リタ・カリン, スティーヴン・D・ニューマン

アカデミー賞主演女優賞 メリル・ストリープ,

これは、封切りの頃に見た映画の一つで、今でも印象に残っていた作品。
ソフィーの嘘とソフィーの真実。ソフィーの選択とは、何だったのか。
彼女にそれを迫ったナチの残酷さと、その罪を背負った彼女の罪はどこで癒されるのだろうか。なんかそんな話だったような、そして三人の青春みたいな感じだった。

ちょうどスティンゴくらいの年齢だった僕には、最後の結末がどうしてもわからなかった。その後数回見たような気もするが、改めて見たのは今回が初めてかもしれない。最後の結末は、なるほとそうなんだと思わせる。そうなんだ、そしてこの二人の死の結末は、スティンゴが原因かもしれないと思えてくるのである。
スティンゴの立場で見ると、どうして死んだんだろうと思うのだが、
ソフィーが、戦争とアウシュビッツで負った深い心の傷は、自分が壊れそうで壊れないところを、ネイサンが救っていた。本当はネイサンも妄想型の統合失調症であった。それはソフィーは気がついてなかったが、そのネイサンの妄想のような日現実的な生活とソフィーへの愛が、ソフィーを支えていたのだろう。かれらの不安定で、綱渡りみたいな生活があった。そこに、スティンゴが二人の中に入り、次第にバランスが崩れていった。スティンゴにとっては、最初に愛した薄幸の美しいソフィーだったのだが、ネイサンがいてなかんかその気持ちを伝えられなかった。ソフィーとネイサンの秘密を知ったスティンゴは、二人の中にあった秘密の壁も破ってしまったのである。ソフィーが誰にも打ち明けなかった、ソフィーがした選択は、彼女の罪の深さを再度実感させ、スティンゴと一夜をともにしたことで、ネイサンに対する強い罪の意識も生み出した。最後の結末は当然のと言っていいのだろう。二人が出会ったきっかけになった、エミリー・ディッキンソンのAmple make this Bedの詩のように、二人で抱き合って、青酸カリを飲んで静かに二人は死んでいたのである。しかし、スティンゴが、ソフィーとネイサンが煉獄のような苦しみの中で暮らしていたのを、ソフィーに懺悔をさせ、二人を天国に行かせと解釈もできないではない。

最初のネイサンの登場もびっくりしたが、彼の急に爆発する感情が最後のストーリーの流れにつながってくるのがいい。

この映画をみるとメリル・ストリープの女優魂を実感出来る。彼女のアウシュヴィッツ、そしてアメリカについてネイサンに出会うときのあの痩せ方は尋常ではない。これはメイクでなくて、実際に痩せていたのだろう。そして彼女の演技が本当に素晴らしい。迫真の演技である。この映画を見た時は、メリル・ストリープという女優は知らなかったのだが、確かに美しい女優だなー思った記憶がある。

スティンゴがピンクハウスに入るシーンからベートベンの田園が鳴る。これは上の階でネイサンとソフィーが聞いていたんだろう。その後もバッハ、メンデルスゾーン、シューマン、ヘンデルと有名な曲がバックでかかる。そして戦後の、なんとなく世界恐慌前のようなファッションと遊び方も映画の中の華である。

1927シャトー マルゴーを飲みながら、人は善良に生きて、死んだら天国ではこんなワインが飲めるんだろうと話す。ほかにもシャンパーニュを開けるシーンがある。ブルックリンの端の上で、シャンパーニュ開けて乾杯し、そのグラスを川に投げるシーンは本当に印象深い。ビールはバトワイザーだったか。

ウィリアム・スタイロン 小説はピューリッツァー賞を受賞
第55回アカデミー賞と第40回ゴールデングローブ賞の主演女優賞



Begin Again はじまりのうた 2013

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Begin Again はじまりのうた 2013

監督: ジョン・カーニー
出演: キーラ・ナイトレイ, マーク・ラファロ, アダム・レヴィーン, ヘイリー・スタインフェルド

恋に破れたグレタと落ちぶれたプロデューサーダン二人の出会いは、二人の立場から何度も描かれている。ちょっと面白い編集である。ただくどいのも確かだ。もっと自然にできてもいいんじゃないかな。
ストーリーの展開は普通で、どこにでもある話のようにも思えるんだが、映画のスタッフ全員が音楽を楽しんで作っている気持ちが伝わってきたよかった。そしてやっぱり舞台はニューヨークだ。

キーラ・ナイトレイはいつも思うが、彼女の笑顔は本当に魅力的だ。彼女が美人とはあまり思わないが、彼女が笑うと人を惹きつける魅力に溢れている。
アダム・レヴィーンは、マルーン5のヴォーカルである。 最後の歌Lost Starsの説得力がすごい。さすがである。
キーラ・ナイトレイは実際に歌っているし、うまいね。いつも感心するのが、ハリウッドのスターはえんぎだけでなくて歌も上手くなくはいけないんだよね。ギターの練習は彼女の夫でありミュージシャンのジェームス・ライトンが手伝ってくれたようだが、かなり夫婦喧嘩の素になったようだ。

Song One ブルックリンの恋人たち 2014

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Song One ブルックリンの恋人たち 2014

監督: ケイト・バーカー=フロイランド
出演: アン・ハサウェイ, ジョニー・フリン, メアリー・スティーンバージェン, ベン・ローゼンフィールド

僕には音楽の話である。フォークソングが中心。
モロッコで生活をしていたフラニーが、弟ヘンリーの交通事故によって危篤状態にあるのを知る。ニューヨークに戻ったフラニーは、ヘンリーとの喧嘩を思い出し、彼の部屋で見つけた日記に書かれたブルックリンを巡る。そしてそのノートに挟まれていたチケットを見つけ、ジェイムス・フォスターのコンサートに行く。

ジェイムズ(ジョニー・フリン)の歌もいいが、映画の中に音楽があふれているのがいい。ブルックリンというけど、それほどブルックリンの風景はでてこない。それよりはブルックリンのライブハウスかな。アン・ハサウェイのすこしうつむき加減で微笑むのがやっぱり可愛い。歌はあまりうまくなさそうだが。

自然な姿のアン・ハサウェイがたくさん映し出されている。自然な表情がうまく出せるようになったと関心。ストーリーも淡々と流れるが、常に惹きつけているのはアン・ハサウェイの魅力的な表情である。

最後のシーンで彼らの恋はこれからうまくいくんだろうか。フィラデルフィからアムトラックで一人で戻るのはちょっとしみじみとしてしまった。これは個人的な経験だけど。

Frances Ha フランシス・ハ 2012

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Frances Ha フランシス・ハ 2012

監督: ノア・バームバック
出演: グレタ・ガーウィグ, ミッキー・サムナー, アダム・ドライバー, マイケル・ゼゲン

フランシス・ハラディは、プロのダンサーを目指してニューヨークのブルックリンに住んでいる。彼女の大学時代からの親友ソフィーと仲良く住んでいたが、彼女は別のルームシェアーを見つけてトライベッカに引越しをする。徐々に今までの生活が狂っていくフランシス。離れても大好きなソフィーに対する思いも募る。サクラメントへクリスマスは帰省し、その後パリへ旅行する。ダンスカンパニーからは、才能がないから事務職について振付師の勉強をしないかと言われる。ダンスが諦め切れいないフランシスは、母校の大学で寮の管理人をしたりして食いつつなぐ。そしてニューヨークに戻って、ダンスカンパニーの事務職と振付師の仕事を始める。やっと一人のアパートを借りることができる。そしてアパートの郵便ポストには、フランシス・ハラディと名前が入らないので、フランシス・ハとする。

まずフランシスの超勝手な生き方は、現代の若い女性に共感が得られると思う。失敗しながら生きていきながらそして何かを掴んでいくのもいい。
誰でも、人生うまくいかない時は、友達の助けを無理でも借りて生きていく。そしてやっと自分のものを掴んでいくんだよね。フランシスの逞しさがいい。

当然デヴィット・ボウイのモダン・ラブをバックにフランシスが街角を踊りながら走るのは、レオス・カラックスの汚れた血のオマージュだろう。汚れた血では、アレックスのドニ・ラヴァンが、デヴィット・ボウイのモダンラブをバックに恋の予感に走り始める。

Fading Gigolo ジゴロ・イン・ニューヨーク 2013

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Fading Gigolo ジゴロ・イン・ニューヨーク 2013

監督、脚本: ジョン・タトゥーロ
出演: ジョン・タトゥーロ, ウディ・アレン, バネッサ・パラディ, シャロン・ストーン, リーヴ・シュレイバー

これは、ウディ・アレン監督の映画ではなく、共演のジョン・タトゥーロの監督品。
物語の展開のリズムがやっぱりいい。
書店を締めることになったマレーが、友人で本屋を手伝ってくれているフィオラヴァンテに3Pの相手をしてくれないかと頼む。マレーは嫌がるフィオラヴァンテを熱心に口説いて、医師のパーカ(シャロン・ストーン)の相手をさせる。仕事は順調になっていく。そしてマレーが知っている厳粛なユダヤ教徒の未亡人のアヴィゲイルにも声をかける。フィオラヴァンテは次第にアヴィゲイルに恋するようになる。

ニューヨークを舞台にした愉快な男の売春とポン引きの話である。ユダヤ人世界も面白可笑しく描かれている。ニューヨークにはあんなおかしな警察官がいるんだろうか。
今回の楽しいところは、以外とジョン・タトゥーロがダンディなジゴロが似合うところ。ウディ・アレン演じるマレーの軽妙なトークで、上流階級の有閑マダムをうまく誘うところ。アヴィゲイルに恋する警察官ドヴィがあたふたしながら、他の地区までパトカーで尾行するところ。そしてマレーを拉致してユダヤ教の裁判にかけるところ。

バネッサ・パラディは、フランスの歌手・女優で、ジョニー・デップの元奥さん。
それにしてもウディ・アレンが黒人一家の主人の役とは。
ジョン・タトゥーロは、ニューヨーク市ブルックリンのイタリア系の両親の間に生まれる。トランスフォーマーのシモンズ捜査官である。
バネッサ・パラディは、フランスの歌手・女優で、ジョニー・デップの元奥さん。

Winter's Tale ニューヨーク 冬物語 2014

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Winter's Tale ニューヨーク 冬物語 2014

監督: アキバ・ゴールズマン
原作: マーク・ヘルプリン
出演: コリン・ファレル, ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ, ジェニファー・コネリー, ラッセル・クロウ

最初は、話の内容がつかみにくいスタートである。

舞台は1900年代。アメリカン移民が大量に入って来た時代。ピーターの父は肺病があり、移民を認められなかった。そのため子供だけを小さな船に乗せてアメリカに移民できるようにした。その船には、city of Justiceのタグが入っていた。

成長したピーターはマフィアのボスらしきバーリーに襲われ、それを白馬が助けてくれた。次第にピーターを狙っているのは、悪魔で、ルシファーもつるんでいるのがわかる。なぜか、ピーターと悪魔のバーリーは一緒に仕事をしてたようだが。

おそらく原作を読んでいないから内容が少しわからないのだが、ピーターが神の使いであることはバーリーはわかっていたようだ。奇跡は神がいる証明(これは映画では言われていないが、宗教的にはそうだ。)だから、ピーターが起こす奇跡を起こさないようにすることが務めのようだ。
神からの使いの白馬が、ピーターを救い、ある邸宅の前で止まる。ピーターは盗みに入った邸宅でビヴァリーに出会う。ビヴァリーは病気にかかっていて余命が少ないと宣告されていた。二人は恋に陥る。しかしビヴァリーは、バーリーの企みで死んでしまう。ピーターは、バーリーと戦い、川に突き落とされる。
100年後に記憶を失っているピーターは、以前の変わらない年格好で生きていた。実は、ピーターが奇跡を起こすはずのひとはビヴァリーではなかったのである。ピーターがここまで長く生きられたのは、ビヴァリーが起こした奇跡なのである。

ここがまた、ルシファー役がウィル・スミスで、悪魔役がラッセル・クロウである。二人とも普通の人間の格好をしている。ルシファーはいつも電球を消しているんだが。

ここまで解説が必要というか、解釈がむずかしい映画は一般受けしないだろう。もっと脚本に手を加えてわかりやすくしてたらもっとこの映画は良かったと思うんだけど。

コリン・ファレルは、デッドマン・ダウン、トータル・リコール、ロンドン・ブルバードなどに出演している俳優。
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイは、ダウントン・アビーの三女シビルを演じるなどのイギリスのテレビドラマで活躍している。

これはクリスマスに見るにはいい映画である。クリスマスは出てこないが、美しい冬のニューヨークとロマンスそして奇跡があるから。


The Amazing Spider-Man 2 アメイジング・スパイダーマン2 2014

監督: マーク・ウェブ
出演: アンドリュー・ガーフィールド, エマ・ストーン, ジェイミー・フォックス, デイン・デハーン

マーヴェルコミックのタイトルと同じThe Amazing Spider-Man、シリーズである。スパイダーマンをよく知っている人は、この2で何が起きるのか分かっていたはず。グリーンゴブリンに、グウェンが殺されるのである。これが最後の盛り上がりになるようにどのようにストーリーが展開するかが見所だろう。

ニューヨークの町中を縦横無尽に移動するスパイダーマンから始まるのだが、サム・ライミのスパイダーマンとは動きも違う。ただ僕には、もう少しCGとして景色にもう少しとけ込んでほしかったがやや浮き上がって見えてしまうのが残念だった。
これは普通に35mm filmで撮影したものに、後でCGを加工しているせいかもしれない。

今回は最初はグェンと付き合っていて、人助けをしているスパイダーマンから始まる。コミックのスパイダーマンでもおなじみの冗談をいいながら犯人を捕まえたりする。

グウェンがスパイダーマンに助けられて、残されるときにピーターと叫んでしまい、口を抑えたのは、エマ・ストーンの間違い。でもこれを監督はシーンとして使った。あの印象的なグェンの卒業スピーチはエマ・ストーン自身が書いたものらしい。

アンドリュー・ガーフィールドが演じるピーター・パーカーにも少しずつ慣れてきた。彼の笑顔は魅力的である。

エレクトロのCGの使い方がうまい。今回はグリーンゴブリンでなくてエレクトロが最大のスパイダーマンになっている。
グウェンが殺される最終シーンはもっと、迫力のあるシーンがあったはずなのに、アメリカの年齢制限を考えてかなりカットされているらしい。やっぱりノーカット版がいずれDVDで発売されるまで待つしかないだろう。

ウェブシューターが壊れないようにエレクトロ対策として磁石を使うところはあまり理解できなかったんだけど。あれでいいんだろうか??

今回悪役には、ライノがでているが、ブラックキャットも出る予定だったがカットされている。フェリシアが、ハーリーとタッグを組んでいたようだ。

スパイダーマンの敵は、やっぱりバットマンの敵のキャラクターと似ている。これは、同じマーベルコミックだから仕方がないのか。

スパイダーマンのキャラクターは、マーベルコミックの中では、同じような特徴があると感じてしまう。ピーター・パーカーは最初からくらい傷を背負っている。両親がいない。叔父叔母に育てられた。グウェン・ステイシーの父から、彼女を危険に巻き込まないために別れるように死に際に言われた。ピーターのテーマは孤独。愛する人にいつも去られて行く。父も母も、そして叔父のベンも。今度はグェンだ。どんなに力を持っていても、どんなに正義を尽くしても、愛する人が去って行くし、もう普通の人間には戻れない。

そしてスパイダーマンにはいろいろな罪のテーマがある。7つの大罪に関連しているのか。

前回The Amazing Spider-Manでは、ピーターが持った優越感(傲慢)に対する厳しい罰が、叔父のベンを死をもたらす。

今回のエレクトロの原動力である嫉妬だろう。電気技師のマックスが、自身の命を助けてくれたスパイダーマンを好きだったのに、力を持ったとたんに、スパイダーマンは人々から愛されるのに自分は好かれていないことに怒りを覚える。

ノーマン・オズボーンもハリー・オズボーンもどちらのテーマもどん欲と傲慢である。そして怒りにつながる。

Spider-Man 3 2007 スパイダーマン3のコメント

Dead Man Down デッドマン・ダウン 2013

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Dead Man Down デッドマン・ダウン 2013

監督: ニールス・アルデン・オプレヴ
出演: コリン・ファレル, ノオミ・ラパス, テレンス・ハワード, ドミニク・クーパー, イザベル・ユペール

この映画も犯罪映画で、舞台はニューヨーク。ミレニアムに近いくらい雰囲気を持っている。こうした作品を最近はネオノワールと言うらしい。ギャングの世界に入ったヴィクターは次第にその能力を発揮するようになるのだが。彼のボスが何者かに狙われていることがわかる。そしてヴィクターの過去も次第に明らかになる。

ノオミ・ラパスは、スエーデンの出身。ミレニアム ドラゴンタツゥーの女シリーズ、プロメテウスで主演を演じた。
監督のニールス・アルデン・オプレブもミレニアム ドラゴンタツゥーの女シリーズの監督だった。

左の顔に交通事故で傷を負ったビアトリスの存在がよけいに映画に暗い影を落としている。ただ、ストーリーの展開としてベアトリスの存在が必要だったかは僕はわからない。それよりもヴィクターの相棒のダーシーの存在は、よくある話であるがなかなかストーリーの展開の中でいい味付けになっている。

最後になってベアトリスが必要だったのだろうかと思うのだけど。ストーリーの展開は予想通りだがそれなりに楽しめる。

ヴィクターを演じているコリン・ファレルは、ロンドン・ブルバードや、トータル・リコールに出演して犯罪映画に多く出演している。

The Great Gatsby 華麗なるギャツビー 2013

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

The Great Gatsby 華麗なるギャツビー 2013

監督: バズ・ラーマン
出演: レオナルド・ディカプリオ, トビー・マグワイア, キャリー・マリガン, ジョエル・エドガートン, アイラ・フィッシャー

前作の華麗なるギャツビーを見ていたのだが、細部を思い出せなかった。
この映画をみてそうかこんなストーリーだったのだかと思い出した。

葬式のような音楽で始まるタイトルと次の緑の灯りがギャッツビーの生涯を象徴しているようなでだしで始まる。その緑の灯りが何を表しているのかは後からわかる。

なぜニック・キャラウェイはアル中になったかは語られていないが、彼はあの頃の仲間を嫌っていた。当時は、世界恐慌の前でみんなが浮かれて禁酒法のもとで酒を飲んでいた。特にニューヨークに住む裕福な人々はあのバブルの恩恵を受けたものだった。そうした仲間のなかでギャツビーだけが本当に誠実だった。

1922の夏、ニューヨーク州のマンハッタンの通勤圏である横に長く突き出した半島のロングアイランドにあるウエストエッグの豪邸に住んでいて毎夜のように豪華のパーティーを開くギャツビー。作品の舞台のウエスト・エッグは、実際はグレート・ネックで作者のフィッツジェラルドが当時住んでいた。イースト・エッグはマンハセットあたりを指している。ギャツビー邸での豪華なパーティのシーンは、日本のバブル時代のディスコを思い出す。

ギャッビーのスマイルは、ガーシュインのRhapsody In Blueをバックに演出されている。甘くとろけるようなディカプリオの微笑みが好きだと言う人とそうでない人がいるだろう。やっぱりロバート・レッドフォードが好きという人もいるだろうな。

ニックは後からギャツビーの本当の姿が見えてくる。西部の貧困の中で生まれたギャツビーが切ないまでに東海岸の裕福な家庭に生まれたデイジーを恋して止まないことを。大富豪の娘であるデイジーと貧しく育った当時軍人のギャツビーは愛し合うようになるが、ギャツビーは戦場に行き、帰ってきても無一文の貧乏青年。デイジーはギャツビーをあきらめ、大金持ちのトム・ブキャナンと結婚してしまう。1920年代の繁栄するアメリカの中でギャツビーは成功を納め巨万の富みを得て、デイジーの愛を取り戻そうとする。

金髪のショートヘアーのデイジーは自分の娘のことはニックに語るが一人娘はほとんど映画に現れない。そして彼女が育てているようなそぶりもほとんどない。最終的にデイジーというのは、裕福な家庭に育ったお嬢様で、誰かに守られていないといけない。彼女の取った最後の行動は、裕福なアメリカ人の象徴でもある。そしてギャツビーは、デイジーを信じて死んで行くのである。これがアメリカの見果てぬ夢とその儚さをうまく描いているのである。

ストーリーの設定はそして1920年代の世界恐慌前のアメリカの景気が一番良かった時代である。そして貧富の差による恋人が中心に描かれている。この設定はディカプリオの映画タイタニックもその時代を描いている、1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故と貧しい青年と上流階級の娘の悲恋の話であるが。華麗なるギャツビーが文学的に格調高い理由は、上流階級の汚い所と貧しく育った若者が持った夢の結末の対比が素晴らしいからだろう。ちなみに世界恐慌は1929年10月24日に起きている。この作品の設定は1922年。

old sportとギャツビーが、ニックを呼ぶのは何度も映画の中で聞くんだが、
彼が助けたヨットに乗っていた紳士が彼をそう呼んだことからだろう。英英辞書には、オーストラリアで使われた親しい友人への言葉、イギリスならold chapかold boyということか。彼はオックスフォード大学出身を装っていたからだろう。しかしこれこそが、オックスフォードが出身が怪しいことを表しているのだ。
ギャツビーがニックに語る、僕の人生は、天の流れ星が上に向かって登るのをさして、こうなんだ。そしてずっとこれが続くんだと。これは純粋なまでにそして儚さを伴うくらいに希望に満ちたギャツビーの気持ちである。

映画のポスターにも描かれている大きな両目が描かれた検眼士.の宣伝のボードは、後から効いてくる。あの時誰が車を運転していたのかをあの宣伝ボードが見ているのである。あたかも神が見ているように。
音楽的にはかなり凝っているんだが、その時代にふさわしいかどうか疑問な曲もあるんだが。当時のジャズだけでなく、ジャズにヒップホップを加えた新しい感覚を映画に加えている。Jay-Z が担当している。映画の雰囲気に合っているようには思えない。僕はやっぱり当時のスタンダードのジャズをバックにして欲しかったのだが。ブライアン・フェリーがかなりこの映画の音楽づくり協力しているのは嬉しい。

ラナ・デル・レイのYoung and Beautiflulは名曲である。これは映画音楽の中でもかなり質が高く、これからも忘れられない曲になるだろう。

ニューヨークのザ・プラザホテルも出てくる。ギャツビーはデイジーに夫のトムに二人の中を打ち明けることを促す場面である。ザ・プラザホテルは、昔泊まったことがあるがまったくたいしたホテルではなかった。サービスも悪い。確かに一階のロビーでは、ハープもしくはバイオリンが弾かれていたレストランがあったけど。現在は経営母体が変わったらしいがあまり内容は変わっていないらしい。

トビー・マグワイアは、スパイダーマンを演じていたが、こういう役に今までは恵まれなかったが、しっとりした性格の役作りは彼にぴったりである。これからもっと活躍するとよい俳優である。

デイジー役のキャリー・マリガンがいい。可愛くて純粋に思えるからである。演技は自然にこなしている。僕は以前の映画ミア・ファローはくせがあり過ぎてあんな子に一生夢中になることはないだろうと思ってしまうんだが。キャリー・マリガンの様な清純そうな子に男は夢中になり、徹底的に裏切られるんだと思える。

映画に登場する重要な役割の黄色、ブルーの車は、デューセンバーグ(Duesenberg )というアメリカの車で1910年代から1930年代にあった高級車である。1921年にはル・マンで開かれたフランスグランプリで優勝している。映画の舞台である1922年には、モデルAが売り出された。

グレート・ギャツビーは、アメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルドが執筆し1925年4月10日に出版された小説。マーガレット・ミッチェルが1926年、風と共に去りぬを書きはじめ1936年に完成した

Safe SAFE / セイフ 2011

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Safe SAFE / セイフ 2011

監督: ボアズ・イェーキン
出演: ジェイソン・ステイサム, キャサリン・チェン, ロバート・ジョン・バーク, レジー・リー

荒唐無稽なニューヨークのギャングとの戦い。設定にはかなり無理がある。アクションが中心な映画だから、あまり込み入った設定にしなくても良かったんじゃないかと思ってしまう。
ニューヨーク元市警の特命刑事が落ちぶれて総合格闘技のファイターになったのも不思議。そして妻を殺されふぬけになるのも不思議。偶然出会った中国人の少女から生きる希望をもらうのも不思議。

あとははらはらするほどのニューヨークの市街戦。ここまで起こるなら軍が登場してくきてもおかしくないと思うけど。ジェイソン・ステイサムの格闘技も素晴らしくアクションもなかなか。その点は気持ちよく見れる。

ブルックリン橋をわたって 2011

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

原作: 倉科 遼
監督: 横山浩之
出演: 石橋杏奈, 阿部祐二, ロバート・ガッサー
ブルックリン橋という題名に引かれて見た作品。ニューヨークに行って天気がよいとこの橋を渡りたくなる。ブルックリンから見るマンハッタンの景色は素晴らしい。夜景も美しいがすこし危険な雰囲気もあるかもしれない。そんなニューヨークを満喫できる橋である。

小野寺早紀は、母が死んで父が働いているニューヨークきた。ところが日本人学校はなんだが小さな村社会みたいである。自由なニューヨークの町とまったく違う。父が危険だと言うブルックリンへ行ってみたくなった。マンハッタンからブルックリンに行く橋をわたって。

ストーリはいいんだが、全篇アメリカロケらしいが、残念ながらチープな作りという印象が拭えない。石橋杏奈の演技は別にして、父はレポーターの阿部祐二が演じている。ほとんどのスタッフは素人だろう。石橋杏奈が歌っている歌はプロフェッショナルな感じがして映画の中で一番光っているんだが。

Uncertainty ハーフ・デイズ 2008

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Uncertainty ハーフ・デイズ 2009

監督: スコット・マクギー , デイヴィッド・シーゲル 脚本: スコット・マクギー , デイヴィッド・シーゲル
出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット, リン・コリンズ, アサンプタ・セルナ, オリヴィア・サールビー, ネルソン・ランドリュー

2009年の作品であるが、最近レンタルビデオで借りた。おそらく主演の二人が有名になったので、日本で公開されたのだろう。主演は、ダークナイト ライジングでブレイクを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィット。彼は、ヘッシャー、インセプション、500日のサマーにも出演している。そしてジョン・カーターで、デジャー・ソリスを演じたリン・コリンズである。

監督と脚本が二人いるので、それぞれのストーリーを担当しているんだろう。脚本には台詞がなくて、主演の二人がリハーサルをしながら台詞を作っていったらしい。
7月4日独立記念日にボビ―とケイトは、ブルックリン・ブリッジの中間に立って、二人の行く道を考えていた。ボビーがコインを投げて、ふたりは別々の方向に走る。そして二人のストーリは別々の場所で同時に進行する。マンハッタンで犯罪に巻き込まれる話と、ブルックリンでケイトの家族と過ごす話。
おそらく二人の将来について迷った二人がだした結論によって人生が変わっていく話なんだろうが、結末もぼんやりしたもので、この最初の設定の意味に立ち返っても最後の結論が解り難い。どちらにしても二人が愛し合っていれば良いと言うことか。
邦題は今回も全く意味不明。オリジナルは不確定と言う意味だが。そちらの方が合っている。別に半日と言う意味ではないし。
でも二人の恋人がこの映画を見てどの選択をしても、それによって人生が変わっても、二人が愛し合っていればそれでいい感じられるならいい映画である。

Rear Window 1954 裏窓

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

原作: コーネル・ウールリッチ
監督: アルフレッド・ヒッチコック
出演: ジェームズ・スチュワート、グレイス・ケリー、レイモンド・バー、セルマ・リッター、ウェンデル・コーリイ

ニューヨークのダウン・タウン、グリニッチ・ヴィレッジのあるアパートの一室が舞台。
覗き見;peeping tom的な設定が最初からユーモアを感じる。部屋から見ている人たちは、毎日見ているのだが、誰も名前は知らない。あだ名で読んでいるのである。
ダンスの練習をいつもしているセクシーな女性 Miss Torso、独身のやや年配の女性 Miss Lonelyhearts、作曲家 Songwriter、新婚のカップル、夫婦仲がわるいカップル、非常階段で寝ているカップル。
彼らが何をしゃべっているか聞こえないのだが、いろいろジェフだけでなく観客も想像してしまう。実際映画を見ているのもすこし覗き見的な要素があるんだから。
ヒッチコック監督は、ずっとジェフの部屋から指示した。出演者は肌色のイアーフォンをつけて、監督の指示が聞こえるようになっていた。

ジェームズ・スチュワートが演じるジェフは冒険カメラマン的な設定である。彼は事故により右足を骨折して動けない。今回の主人公は何も動けない設定である。この設定が覗き見、殺人事件と巧みに絡み合い本当に素晴らしいサスペンスが作られた。
最後にジェフが左足も折って二つの足にギブスが巻かれているのも最後にほっとするユーモアがあるシーンである。

ジェフがカメラマンであるので、使われる小道具はその関連が多い。双眼鏡、巨大な望遠レンズ(Exakta VX)で覗き見をする。最後は犯人がジェフを襲うシーンで使われるフラッシュの小道具も面白い。

グレース・ケリーの美しさが満載でもある。ジェフが夢うつつの時に近づいてキスをするシーンはあまりも有名だ。それ以外にも部屋の明かりをつけながら、Lisa Carol Fremontと名前を言う所も素敵である。そしてナイトウエアに着替えてどうってポーズをとるところ。ベットに寝転んでいる薄いグリーンのドレスが一番似合うように思うのは僕だけだろうか。
次第にリサが冒険的で活動的な女性に変わっていくと、ジェフの彼女を見る目が変わって行く。今まで結婚を考えていなかったジェフの気持ちが変わって行く所である。最後にBeyond the High Himalayasの本を読んでいたが、ジェフが寝るとファッション雑誌を読み始めるのも面白い。

ナース役でアパートを訪れるステラ役のセルマ・リッターの味のある演技がいい。
イブの総てにも脇役として出演していて忘れない役者の一人である。

この映画で使われた音楽のほとんどが、すべて映画の中のアパートから流れている音楽である。Miss Torsoが華やかに踊るのは、バースタインのバレィの曲Excerpt from 'Fancy Free、作曲家がパーティをしている時にかかるMona Lisa、そして徐々に作曲家によって完成形になっていく曲で Miss Lonelyheartsが自殺を思いとどまる曲はFranz Waxman作曲のLisaである。このシーンも思いで深い。

グレース・ケリーが演じるリサ・キャロル・フレモントがケイタリングを頼んだのは、今でも存在するニューヨークで有名なレストラン21である。彼女がもってきたワインはモンラッシェである。黄色のキャップシールなので、ジョゼフ・ドルーアンのモンラッシェ マルキ・ド・ラギッシュじゃないかと思うんだけど。ただつがれたワインの色がやや茶色を帯びていたので、当時のモンラッシェが酸化熟成したものが提供されていたのが普通であることがわかる。

ヒッチコックを探せ
この映画は、比較的簡単にヒッチコックが見つかる。作曲家の部屋でなぜか時計を修理している。

Carnage 2011 おとなのけんか

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

原作: ヤスミナ・レザ
監督: ロマン・ポランスキー
出演: ジョディ・フォスター, ケイト・ウィンスレット, クリストフ・ヴァルツ, ジョン・C・ライリー

ニューヨークが舞台なので、え、ロマン・ポランスキーはアメリカに行けたっけと思ったけど。撮影はパリ。最初と最後の子供たちの様子は、ブルックリンで撮影されているけど。

ロングストリート家の居間で繰り広げられる4人の喧嘩なのだから、単調でつまらないはずであるが、素晴らしい役者と脚本なので80分間を飽きず見ていられる。これは舞台にすることができると思ったけど、最初が舞台だったのを映画化したんだとやっと気づいた。
実際にこの4人の個性が光っていて、ケイト・ウィンスレットの嘔吐するシーンは、手をたたいて笑える程である。こんな滑稽で面白い大人の喧嘩は見ていて楽しい。これは舞台でもぜひ見たい物である。

Saboteur 1942 逃走迷路

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: アルフレッド・ヒッチコック
出演: プリシラ・レイン, ロバート・カミングス、ノーマン・ロイド

この映画の制作段階でパールハーバーが起こったので日本の公開はかなり後になっている。オープニングのシーンの右下から黒い煙が徐々にスクリーンに広がってくるシーンは、すごく印象的である。これは、この映画が作成された時代の背景が生かされていると言ってもいいだろう。映画の内容もアメリカ国内で破壊行為をしてドイツに有利に働きかけようとする悪の一味を描いている。
航空会社で働くバリーが、破壊工作と殺人容疑で追われ、どんどんとその秘密組織の仲間で入り込んで行くハラハラドキドキの展開である。
なかでもサーカスの一団の車に乗り込んで助けてもらうまでのシーンはその時のアメリカらしい表現である。最後の自由の女神での真犯人との戦いは、1942の映画でいながら今でもはらはらしながら見る事ができる。
この映画は、後のヒッチコックの名作の北北西に進路をとれに展開が似ている。ヒッチコックは以前に撮った映画をリバイバルするのが好きだったのでこれもそうだったのかもしれない。

パット役のプリシラ・レインは、昔のハリウッド女優の一つの典型で、美しく上品であるが、勝ち気で情にもろい役をうまくこなしている。バリー役のロバート・カミングスは、これも典型的なハリウッドの2枚目俳優。すこし憂いのある二枚目が流行った時代だ。
フライ役のノーマン・ロイドは、忘れられない俳優である。きっとどこかで見た事があると映画ファンなら思う。この映画を皮切りにヒッチコックのスペルボンド、ライムライト、その他のTVシリーズに出演している。

ヒッチコックを探せ!!
ヒッチコックは、主人公がニューヨークの雑貨屋についた所で見る事ができる。これは、差し替え後である。本当は、ヒッチコックが、一緒に歩いている女性に(下品な)サインを送って顔をたたかれるシーンだった。

監督: スティーブン・ダルドリー
出演: トム・ハンクス, サンドラ・ブロック, トーマス・ホーン, マックス・フォン・シドー, バイオラ・デイビス

まずは、トーマス・ホーンの演技に拍手を送りたい。こんな難しい役を初めての映画出演でここまでこなすのは素晴らしい。トム・ハンクスとサンドラ・ブロックは、今回は脇役として愛すべき子供を心配する父母をしっかりと演じている。老人役のマックス・フォン・シドーはいつも渋い演技である。

9.11とアスペルガー症候群の話。9.11の事件は今映画でも見ても悲惨な気持ちになる。そこにアスペルガー症候群をからめるのは最近の流行なのだろうか。

父を亡くした事実とそこから立ち上がる為に、アスペルガー症候群のオスカーは、父が遺してくれたメッセージを探しにニューヨーク中を歩き回る。鍵の袋に書かれてあったブラックという姓の人を探し歩く。いままでコミュニケーションが得意でないオスカーが知らない人と彼なりに知り合いになって行く。そして祖母と一緒にいた老人と一緒に探し歩くようになる。

オスカーの行動の中に観客は不可思議な疑問を抱くだろう。そこにアスペルガー症候群の特徴の行動があるから。ただ全体にはすべてがアスペルガー症候群で説明できる行動だけではないようだが。

オスカーが尋ねたブラックの名の人々に、彼が不器用に語りかけたことが彼らの気持ちを動かす。母がずっと自分を見守っていてくれた事を知り母との関係が改善して行く。そしてこの映画を見ている人みんなにも心の奥底に彼の訴えかける言葉が伝わってくる。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの意味は、ネットで探したが確かな答えはなかった。小説のなかで、Extremely,Incredibly は、オスカーがよく使う言葉であり、補聴器をつけて聞いた鳥の群れの音だったらしいが、9.11の出来事と小説にある祖母が経験した第二次世界大戦の空襲を結びつけたもの、僕は、父であり母であるとおもうけど。

New Year's Eve 2011 ニューイヤーズ・イブ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: ゲイリー・マーシャル
出演: サラ・ジェシカ・パーカー, ザック・エフロン, ジェシカ・ビール, ジョン・ボン・ジョヴィ, キャサリン・ハイグル, ミッシェル・パイファー, ハル・ベリー,リー・ミッチェル, ヒラリー・スワンク, ロバート・デ・ニーロ

素晴らしい出演者ばかりである。これだけの出演者を見れる映画ということでもクリスマス・シーズンのアメリカ映画と言っていい。息を抜いて家族で見る映画。
ロックスター役で、ジョン・ボン・ジョヴィが出ているのが驚き。リー・ミッチェルの歌が素晴らしい。これがこの映画の見所だろう。さすがグリーに主演しているのだからうまいはずだ。ハイスクール・ミュージカルで主人公トロイを演じていたザック・エフロンの変化(成長?)に驚いた。

全体の話はそれほど身につまされて泣かされる話でもなく、素晴らしい恋愛物語でもない。どこにでも誰でも経験する話がちりばめられて、みんなが新しい年を迎える。豪華な俳優によって作られた当たり障りない娯楽映画というところ。

Two Lovers 2008 トゥー・ラバーズ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: ジェームス・グレイ
出演: ホアキン・フェニックス, グウィネス・パルトロー, ヴィネッサ・ショウ, イザベラ・ロッセリーニ

ホアキン・フェニックスのミシェルを切ないまでに不器用に愛する演技が素晴らしい。グウィネス・パルトローの演技もよかった。
舞台はニューヨーク。ビーチはブライトンビーチだろう。
話の設定としては、結末はありふれていて最後まで見なくてもいいかと思ったほど。内容的にはあまり好きになれないどこにでもあるありふれ恋愛の物語。たそういう意味では、なかなか集中して見れる映画ではない。おなじ、アパートで、まだから二人の部屋が見える設定は面白いけどロマッチックでもない。最後の結果は少し予想とは違うが、それでも最後はどうなるのか??である。

My Blueberry Nights 2007 マイ・ブルーベリー・ナイツ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: ウォン・カーウァイ
出演: ノラ・ジョーンズ, ジュード・ロウ, デヴィッド・ストラザーン, レイチェル・ワイズ, ナタリー・ポートマン

ニューヨーク。失恋したエリザベスは、とあるカフェに出入りするようになる。
そのカフェには、毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミーがいた。
ニューヨークに住んでいたエリザベス(ノラ・ジョーンズ)が、恋人にふられて、
カフェで働くジェレミー(ジュード・ロウ)に出会う。そして恋人を忘れるたびに出て、いろんな人に出会う。
オムニバス形式的に主人公のエリザベスの目を通して、去った妻(レイチェル・ワイズ)をいつまでも思い続ける警察官、人が信じられないギャンブラー レスリー(ナタリー・ポートマン)が、病の父に会いに行くのにつきあう。様々な愛の形を見ながら、次第に失恋から立ち直って行くエリザベス。

ウォン・カーウァイは香港の監督で、脚本も参加している。恋愛の描き方は、どちらかと言えば、エリザベスが1年近くジェレミーに手紙を書き続けたり、ジェレミーが好きなエリザベスをずっと待っているのも、アジア的なテイストと感じるのだが。
他にもよく考えると、アジア的なのは、
映画のポスターにもなっているキスシーンのきっかけの、カフェで売れ残りのブルーベリーパイをアイスをつけてエリザベスにサービスする。
また、ジェレミーのカフェの名前はKlyuchで、ロシア語で鍵の意味。カフェに忘れてある鍵をいつまでも保管しているジェレミー。
どうして鍵はすてないの?
そうしたら、開くかもしないドアが永遠に閉ざされるんだ?それは僕の判断ではできないんだ。
こんな会話もアメリカ的ではないと思うんだけど。

それにもまして映像が美しい。夜のシーンが多いが、それはステイリッシュになっているし、ラスベガスに向かうドライブのシーンは夕日なども交えて美しい景色が広がる。
またカフェのシーンが多く、そこで出会う人々が新鮮に描かれている。

ルイ・ヴィトンが全面協力?? ナタリー・ボートマンやレイチェル・ワイズの衣装かな??

New York, I Love You 2009 ニューヨーク, アイラブユー

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

監督
Fatih Akin (segment "Fatih Akin")
Yvan Attal (segment "Yvan Attal")
Randall Balsmeyer (transitions "Randy Balsmeyer")
Allen Hughes (segment "Allen Hughes")
Shunji Iwai (segment "Shunji Iwai")
Wen Jiang (segment "Wen Jiang")
Shekhar Kapur (segment "Shekhar Kapur")
Joshua Marston (segment "Joshua Marston")
Mira Nair (segment "Mira Nair)
Natalie Portman (segment "Natalie Portman")
Brett Ratner (segment "Brett Ratner")

出演:アンディ・ガルシア、 ブラッドリー・クーパー、ヘイデン・クリステンセン、オーランド・ブルーム、ナタリー・ポートマン

ニューヨークで起る愛の物語を、オムニバス形式で10人の監督がつくり11人目の監督が有機的につないでいく。
ナタリー・ポートマンが重要な配役でないのは、見ていてやっと気づいた。何故か日本の宣伝はかなり上にナタリー・ポートマンがくるんだけど。それと彼女はこの映画の監督もしている。アメリカらしいストーリもあるが、日本人の岩井俊二や中国人のWen Jiangも参加しているのでちょっと変わったテイストのストーリもある。
どれもそれなりにいい話。それがすこしづつ繋がりを持っている。ただオムニバス形式はやはりおつまみみたいな感じでメインディナーがないような気がする。
この映画を見て思うのはやはりニューヨークは恋人達が似合うね。