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Thunderball 007 サンダーボール作戦 1965

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Thunderball 007 サンダーボール作戦 1965

監督: テレンス・ヤング
出演: ショーン・コネリー, アドルフォ・チェリ, クロディーヌ・オージェ

第38回アカデミー視覚効果賞

やっぱりこの映画のすごいのは、今でも覚えているけど一人で飛べる装置と水中戦だ。久しぶりに見たが、007のシリーズの中でもトップランクに入る面白さがある。

整形をして偽物のNATOのパイロットをヴァルカン爆撃機に乗せ、原子爆弾を盗む。そこから007の任務が始まる。ボンドはバハマのナッソーへ飛び、そこで爆撃機に搭乗していたNATO空軍少佐の妹ドミノに接近する。

NATOの戦闘機が海上に着陸するところからすごいなと思ってしまうんだが。この映画のすごいのは水中戦闘シーンだろう。すこし動きは遅いんだがそれでも迫力がある。こうした水中での戦闘が使われたのは初めてだった。そしてロケット・ベルトもびっくりした。本当に飛べるんだから。意外とこの頃は殺しのライセンスらしく、よく殺していた感じがある。

CIAのフェリックス・ライターがやっぱり活躍している。アメリカが舞台になると必ず彼が登場する。

今回のボンドガールは、おなじみの敵のボスの情婦である。そして結局は、敵のボスのラルゴ(スペクターNo.2)が兄を殺していたことがわかり、ボンドの味方になる。クローディーヌ・オージェは歴代のボンドガールの中でもトップランクに入る美人である。

最後の飛行機に二人がキャッチされるシーンは本当に驚きである。さすが007映画のエンディングだと思う。本当に格好いい。

シャンパーニュは、ボンドがドンペリの55をたのんでいる。

Thunderball サンダーボールの意味は、アメリカ、ネヴァタ州の核実験の時に、舞い上がったキノコ雲が繰り返し爆発を繰り返すところを指したのもの。今回は原子爆弾に関連する事件だったからその名前がつけられた。

会議で配られる資料にあるO.H.M.S.S. とは、女王陛下の007の題にもなっている、On Her Majesty's Secret Serviceですなわち英国諜報機関への仕事であることを示している。実際には、On Her Majesty's Serviceは、現実にあり、それにSecretを加えたのものだ。

バハマのパレードは、バハマの有名な行事であるジャンカヌーである。

当時サンダーバード作戦のプラモデルがあった。なぜか僕も持っていたような覚えがあるんだが。どうして持っていたんだろう。

Goldfinger 007 ゴールドフィンガー 1964

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Goldfinger 007 ゴールドフィンガー 1964

監督: ガイ・ハミルトン
出演: ショーン・コネリー, ゲルト・フレーべ, オナー・ブラックマン
アカデミー音響効果賞受賞

オープニングのテーマでもあるように、全身金色に塗られた裸体の美女が死んでいるシーンもショッキングである。

僕はこの時代を知らないんだが、金粉を全身に塗って長時間すると皮膚呼吸ができなくなるとテレビで言っていたことを思い出す。数時間なら大丈夫とも言っていたかな。

今回も(ドクターノウと同じように)は、ゴールドフィンガーを敵に狙うティリーがボンドガールかとも思われたののに、オッド・ジョブの帽子であっけなく殺されてしまった。今回は誰がボンドガールなのだろうかと思ってしまう映画である。出てくる女性が次々に死んで行くのである。

この映画から本格的なボンドカーの登場である。アストンマーチン・DB5に隠された装置がこれでもかと出てくる。当時は見ていてびっくりしただろうな。
ゴールドフィンガーのオーリック社の工場に侵入するのが働いているのは韓国人と思われる人たちだ。
工場で捕まったボンドは、女性パイロットのプッシー・ガロアが操縦する飛行機で、アメリカのケンタッキー州に連行される。この映画を昔見た時は感じなかったが、プッシーという名前を大胆につけていたんだ。演じたオナー・ブラックマンも恥ずかしかったらしいが、今ではこんな名前は付けないだろうな。イアン・フレミングの原作がそうなっているんだろうか。
それにしてもゴールド・フィンガーが考えたグランド・スラム計画は本当に大胆である。合衆国金塊貯蔵庫があるケンタッキーのフォート・ノックス陸軍基地でプッシーが率いる空中サーカスがミスター・ミッドナイトより手に入れたガスを散布して、軍隊を眠らせて(本当は殺す計画)、核物質を含む爆弾ですべての金塊を放射能で汚染させて金の値段をつりあげるという面白い計画だ。

それにしても今回のボンドの逆転の手段は結局、ブッシー・ガロアを口説いて、ボンドの見方にしたことなのだから、本当は単純すぎるんだが。当時はこれがよかったんだろうな。
それに、ライターに、彼女を落とした秘訣について聞かれると、僕が母性本能をくすぐったからと答えていた。この時代から母性本能をくすぐるの手だったんだ。

CIAのフェリックス・ライターはドクター・ノオでも登場している。

シャーリー・バッシーの歌うタイトル曲は世界的なヒットになった。今でもグランド・スラム計画を実行するシーンを見ると、歌の切れが良く、ダイナミックで本当に効果よく使われていてアカデミー賞を取ったのもうなづける。

登場するワインは、53年のドンペリニョンである。これに対するコメントが飛びきりいい!! 華氏38度(摂氏3.3度)以上で飲むのはよくないことだよ、ビートルズを耳栓なしで聞くのと同じようにね。
それにしても3.3度は冷え過ぎである。これならどんなシャンパーニュを飲んでも同じ味がするだろう。
マティーニは、シェイクで、かき回さないで。と言うのは変わらないが、ウォッカマティーニとは言っていないようだ。

007 The Living Daylights リビング・デイライツ 1987

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The Living Daylights リビング・デイライツ 1987

監督: ジョン・グレン
出演: ティモシー・ダルトン, ジョー・ドン・ベイカー, マリアム・ダボ

題名のLiving Daylightsは正気という意味。だが当然、007ではよくダブルミーニング(二つ以上の意味がある)が使われる。この原作はロシアの冷たい夜に暗殺者と戦いながら、昼間はとびきりのロマンスに興じるボンドの生活を指している。
ただ原作とはストーリーはかなり変わっているが。

プロローグは、ジブラルタルの要塞。最初のアクションはあまり行けていないのだが、次第によくなっていく。これもティモシー・ダルトンの初めてのOO7だから仕方がないのかも。
当然007は、アクションが最も重要なんだが、今回のいいところは、ジブラルタルよりも、やっぱりカーラとチェロケースで雪の中を逃げるところがおもしろい。そしてこの映画の最大の見所は、軍用機で、荷物に捕まった空中での戦いだ。これは素晴らしい。ハラハラドキドキする設定である。どうやって撮影したんだろうと思うくらいだ。ワーテルローの戦いの模型のある部屋で武器商人のウィティカーと戦うシーンはすべてが終わった後の軽い食事くらいの出来事だ。
最後はやっぱりカーラの演奏の後に出現するボンドのかっこよさかな。

ワインとスピリッツ
ただのボランジェでなくて、ボランジェのRDがいいという。実際には映画では登場しないが。シェークしステアしないウォッカ・マティーニを頼むのいつものボンドらしい。

ティモシー・ダルトンは、ボンド俳優の中でも好きな方かな。彼のアクションや、端正な顔立ち、そして上品さがよかった。

マリアム・ダボが何と言っても美しい。ロシアより愛をこめてのダニエル・ビアンキ以来だ。二人の設定も似ている。
ボンドガールのカーラの役が、素晴らしいチェリストで、そして暗殺者という設定だったから、クラシックの曲が一杯でてくる。そして舞台はロシアからウィーンに移るのでこれもクラシックファンには楽しい設定である。
ばずは、モーツァルトの交響曲第40番で始まり、 ボロディンの弦楽四重奏曲第2番の第3楽章、ヨハン・シュトラウスのワルツ酒、女、歌、オペラは、モーツァルトのフィガロの結婚の第2幕、そしてカーラが練習していたのは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。最後にカーラが演奏したのは、ロココの主題による変奏曲である。

舞台はジブラルタル、ロシア、アフガニスタン設定。007映画は砂漠の設定がいいね。

アメリカのCIAのフェリックス・ライターがボンドの協力者として登場する。ボンドの盟友である。

ウィーンの町の大観覧車が出てくる。これは映画第三の男で登場した遊園地である。監督ジョン・グレンは第三の男で音声編集助手を務めていた。

The Living Daylightsの歌は、A-Haが歌っている。A-Haは昔日本でもすごく人気があった。

ボンドカーはアストンマーチンV8である。

Tomorrow Never Dies トゥモロー・ネバー・ダイ 1997

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Tomorrow Never Dies トゥモロー・ネバー・ダイ 1997

監督: ロジャー・スポティスウッド
出演: ピアーズ・ブロスナン, ジョナサン・プライス, ミシェル・ヨー, テリー・ハッチャー

舞台はロシア、ハンブルグ、サイゴンである。最初のジェット機を使ったアクションが素晴らしい。プロローグはこうでなくては。イギリス海軍フリゲートの沈没シーンも迫力がある。

無人運転のBMW 750iLが走り回るシーンはとても面白く、わくわくするところだ。ボンドが、BMWのリモートコントロールを持って遊んで、Qからgrow up(大人になれ)と言われる所で大笑いである。
ベトナムの市街でバイクを二人でのりながらチェイスイングするシーンもスリリングでユーモアもありさすが007の味が効いている。
ヘリが機体を傾けて襲ってくるシーンもオリジナリティーがあって迫力満点だった。
ボンドガールは今回ミシェール・ヨーである。アクションが多くていいのだが、あまり色気がないのが残念。その分前の彼女という設定のカーヴァーの妻を演じているテリー・ハッチャーが色気を出している。

今回はボンドの敵のエリオット・カーヴァーが持っている新聞がトゥモローである。これが、今回の題名に関係している。

今回はあっけらかんと終わっているような気がする。劇場で見たときは良かったという印象があるが、再度見てみるとそれほどでもない。2度以上見ている007シリーズはあるんだが。なにか敵が弱そうである。ボンドはゆったりと敵をやっつけている感じなのだがよくないのかも。

ボンドがウォッカ、マティーニを飲む所はあるが、今回はあまり酒を飲むシーンが出てこないのが残念。シェリル・クロウがタイトル曲を唄っているが、あまり記憶にない。

GoldenEye 007 ゴールデンアイ 1995

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GoldenEye 007 ゴールデンアイ 1995

監督: マーティン・キャンベル
出演: ピアース・ブロスナン, ショーン・ビーン, イザベラ・スコルプコ, ファムケ・ヤンセン


007シリーズ第17作。ピアース・ブロスナンの初のジェームス・ボンド映画である。彼は、今までのジェームス・ボンドと違って若くてかっこ良くてエレガントであった。Mもこの作品からジュディ・デンチに変わっている。そして最新作のスカイフォールまでMを続けていた。

ゴールデンアイはソ連時代の秘密兵器の衛生兵器で、宇宙から強力な電磁波を地球に発射できる。この宇宙から攻撃できる兵器も何度も007シリーズに出てくる。

この映画は当時劇場で見たが満足度が非常に高かった。土肝を抜かれたのが、サンクトペテルブルク市内を戦車で暴走するところ。おお、ここまでやるかと拍手を送りたかった。

最初のプローローグはここまでやれるかなと思えるシーン。舞台は、ソ連のアルカンジェルの化学兵器施設ダムの上から飛び降りるシーンは、当時流行っていたバンジージャンプの巨大版。奇麗なジャンプからの施設に移るシーンはすばらしい。崖から落ちたセスナに飛び乗って間一髪で飛び上がるところは出来過ぎと思ったけど。

ファムケ・ヤンセンが凄い。彼女が赤いフェラーリ( Ferrari Spider F355 GTS)にのって運転する姿が本当に美しいクカッコいいのだが、その後の悪女ぶりが凄い。セックス中に足で提督を締め付けたり、マシンガンを乱射しながら性的に興奮している演技をここまでやるかというほどやっている。そして彼女が後にXmenシリーズのジーン・グレイを演じているのだがらまた驚きである。

ロシア人のコンピューター技術ナタリア・シモルノヴァを演じたイザベラ・スコルプコは、美しいポーランドで生まれたスェーデンでモデルとして活躍していた。ボンド・ガールの中でも僕の好みの女優の一人だ。

サンクトペテルブルクの戦車シーンはここまでやるかと言う撮影。どこまでがロケで、どこまでかわからない。戦車の上に馬に乗った銅像が乗っかり、それが落ちるシーン全く愉快である。
この映画でも列車のシーンがでてくる。これも007でお決まりだろう。戦車と列車の衝突シーンもなかなかである。

カリブ海から敵の秘密基地に。この設定もジェームス・ボンドシリーズには何度もあった気がする。興味深いのはショーン・ビーン演じる006アレックが二人の生い立ちを明かす。二人とも孤児であること。殺しのライセンスを得るには特別な環境が必要みたいである。 
MI6の二重スパイもこの006以外にも何度も007シリーズで使われている。

この映画は007シリーズの中でも非常に楽しめた映画だった。

ワインは、アストンマーチン・DB5のコンソールボックスからボランジェ、グランダネの1988がでてくる。
モナコのカジノでは、ボンドが、Vodka Martini, shaken not stirredと頼む。

テーマソングはボノとジ・エッジが作りティナ・ターナーが唄っているのだが印象が少ない。



For Your Eyes Only 007 ユア・アイズ・オンリー 1981

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監督: ジョン・グレン
出演: ロジャー・ムーア, トポル, キャロル・ブーケ, デスモンド・リュウェリン, カサンドラ・ハリス, リン=ホリー・ジョンソン


まずこの映画は、シーナ・イーストンの歌声が良かった。ユア・アイズ・オンリーは忘れられない歌である。そして映画の内容もアクションが多くそれも、スキー、ダイビング、ロッククライミングとすべてのスポーツの要素が入っていてエンターテイメントに優れていた。
特にスキーやロッククライミングのスリリングの所はあの当時群を抜いていた。ヘリコプターのシーンでは、空中アクションはハラハラドキドキしながらも最後に煙突の中に敵を落とすのはシャレが効いていた。海中での沈没船の中や小型潜水艦を使った戦いもそうしたシャレが使われている。

特にウインタースポーツがこの映画ではたくさん出てきた。1980にアメリカでレーク・プラシッドの冬季オリンピックが開催されて注目されていたので、舞台は、イタリアのヴェネト州のコルティーナ・ダンペッツォが使われた、バイアスロン、アイススケート、ダウンヒル、アイススケート、ボブスレーなどが取り入れられている。ボブスレーのコースでのスキーシーンはこんなことがよく出来るんだと思ったんだが、スタントマンはこの撮影の事故で亡くなっている。

今回出てくる車も007シリーズの中では大好きなほうだ。やっぱりアストン・マーチンよりロータス・エスプリ・ターボの方が好きだし、何と言っても黄色のシトロエンの2CVこれが本当におしゃれ。この映画を見た当時は2CVに憧れた。

ボンドガールのキャロル・ブーケも端正な顔立ちで、ボンドガールの中でもとりわけ好きな一人である。またデスモンド・リュウェリンのQが活躍するのも好きな要素の一つである。
最後のサッチャー首相のそっくりがでてちょっとオフザケがあるんだがこれが面白い。

ユア・アイズ・オンリーの意味だが、これは君の目にしか触れて行けない極秘情報だということだが、あまり映画の中では出てこない。最後にキャロル・ブーケが演じるメリナが、moon light swimingがしたいと言って裸になる時にyour eys onlyと言っているのが洒落ているが全篇を通しての意味ではない。これは、イアン・フレミングの007シリーズの短編集の一つのタイトルで、日本語訳では、読後焼却すべしである。

ボンドがギリシャでウゾを頼むシーンがある。ウゾ Ouzoは、ギリシアとキプロスで生産される無色透明のリキュール。ぶどうやレーズンを原料とした蒸留酒で、主にアニスの香りを持ち他のハーヴやベリー系も加えられる。

ギリシャの町はケルキラ島 、イギリスではコルフ島は、イオニア海北東部に位置するギリシャ領の島を舞台に使っていた。そしてロッククライミングの舞台はメテオラで、ギリシア北西部、セサリア(テッサリア)地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体が使われた。

Die Another Day 007 / ダイ・アナザー・デイ 2002

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監督: リー・タマホリ
出演: ピアース・ブロスナン, ハル・ベリー, トビー・スティーブンス, ミランダ・フロスト, リック・ユーン

ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品 ハル・ベリーがボンド・ガールになって話題になった作品でもある。
主題歌のDie Another Dayはマドンナが歌っているし、フェンシングのシーンでも彼女がカメオ出演している。

最初が北朝鮮が舞台。最初の黒装束の男が大きな波のなかでサーフィーンをして次第に一人また一人と増えるとこはすごい。大胆な設定である。それに今の北朝鮮をなにか暗示している。
ホーバークラフトの装甲車も面白い。捕まってしまうのも新しい設定である。

プロローグでボンドが独り言を言うSaved by the Bellは、鐘に救われたは、本当は、学生が、先生に質問されるが、授業終了のチャイムで救われることを通常は刺している。

ジュディ・デンチのQは以前からウェットすぎてあまり好きになれない。

オープニングの氷と溶岩に覆われた女性の踊りはセンスがあっていい。それと電撃のCG。これはこの映画ではよく使われている。

香港のホテルで頼むのは、1961のボランジェ。その割に新しい感じなんだが。
キューバの海岸で、ハル・ベリー演じるジンクスが海から現れるシーンは、ドクターノオのウルスラ・アンドレスのオマージュだ。ハル・ベリーも魅力的である。
ここではカクテルのモヒートが出てくる。キューバのハバナが発祥の地である。ラムベースで、ライムとミントを添えたカクテル。

遺伝子、骨髄移植などで他の人間になり変われる設定、人工衛星イカルスからのレーザー攻撃、消える車などはかなり非現実的な設定だった。

ボンドがキューバからロンドンに帰る飛行機のシーンから流れるロンドン・コーリングは、グレーブスの登場をあらわしている。

全体の出来としては、007シリーズの中でもスリル感もかなりあり、新しい設定もありかなり良い出来である。北朝鮮のホバークラフトのチェイシング、ロンドンでのフェンシングの対決、そしてアイスランドでの人工衛星のレーザー攻撃、そして最後の輸送機での戦い。どれも質が高い。
これでピアース・ブロスナンが最後となるのが残念なくらいだ。

you lived to die another dayの意味がわからなかったが、
状況的には、一度死んだと思われた大佐が別の人間になって生きていた。それに気づいたボンドが大佐に向かってしゃべる台詞である。
だから
そうおまえは、生き延びていたのか。もう一度死ぬ為に生きていたんだ。
というところか。

Live and let die 007 死ぬのは奴らだ 1973

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監督: ガイ・ハミルトン
出演: ロジャー・ムーア, ヤフェット・コットー, ジェーン・シーモア

イアン・フレミングの長編小説『007』第2作
ロジャー・ムーアが演じた007初作品である。実はショーン・コネリーよりも3歳年上だった。でも髪はロジャー・ムーアのほうがふさふさしている。
舞台は、カリブの島国、架空の島のサン・モニーク、ニューオーリンズのフレンチクォーター、そしてニューオーリンズの南側の広大な湿地帯でのボートチェース。
ボンド・ガールのジェーン・シーモアは、シンドバッド虎の目大冒険にもでていたスリムな美人女優。
今ではあまり注目されないブードゥー教とタロットカードがでてくる。
ブードゥー教は、カリブ海の島国ハイチやアメリカ南部のニューオーリンズなどで信仰されている民間信仰。ニューオーリンズは、ハイチ移民の多いが多い。ブードゥー教の司祭がゾンビを作りことができるのだ。
サムディ男爵は、ブードゥー教の精の一人で別名をメートル・シミティエ・ブンバと言い、墓場の主人の意味。映画で最初と最後にでてくるのが、このサムディ男爵。

主題歌の死ぬのは奴らだは当時ヒットした曲で、ポール・マッカートニー&ウイングスが演奏している。このlive and let dieは、哲学の言い回しにLive and let liveがあり、私は生きるから他の人たちも生かしておくというものがある。それを変えて、スパイの非情さをあらわすようにイアン・フレミングは、live and let dieを小説の題とした。意味は自分は生きるけど,他の人は死なせると言うことである。邦題の"死ぬのは奴らだ"はまさに名訳である。

ロジャー・ムーアのジェームス・ボンドは、お酒は、バーボン氷なし burbon with no iceを頼む。映画の中では2回ほどでてくる。頼まれた給仕は、それならエキストラチャージがつくよとコメントする。カリブの島のホテルでは、ボランジェのシャンパンを注文する。シガーもよく吸っている。

さて物語だが、これは確か数回見ているが物語の流れをつかむのが難しかった。舞台が、カリブの島とニューオーリンズとを行き来するためもあるだろうが、ごちゃごちゃした流れである。ジェーン・シーモア演じるソリテールと恋に落ちるんだが、これがまた簡単、単純である。そこがいいのかもしれないが。最後の列車シーンはロシアより愛こめてに近い。全体的にハラハラ度がすくなくて、ここまでくるとちょっと物足りない。

Licence to Kill 007消されたライセンス 1989

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監督: ジョン・グレン
出演: ティモシー・ダルトン, ロバート・ダヴィ, キャリー・ローウェル

これは、ボンドシリーズの中でもかなり好きな作品である。しかし興行的にはふるわなかったので、次回作まで6年のブランクが開くことになる。そしてかなりメンバーも一新されてしまった。
ストーリーとして異色なのは、イギリスの情報機関M16に逆らって友人の復讐を行うことである。そのためlicenceがrevokedするとMから言われるのである。本当の題名は、licence revokedだったかも。でもこれは運転免許取り消しの意味なのでやめられたらしい。それでLicence to Killとなった。
うれしいのはQが活躍すること。これは本当に珍しく微笑ましい。
そしてお決まり通りボンドがよくもてること。ルベとパムという二人の女性が出てくる。パム役のキャリー・ローウェルがいい味をだしていて、好きだな。そしてワインも出てくる。ボンドはボランジェのRDを頼んでいる。
今回は海のシーンが多い。気になるのは、ティモシー・ダルトンの髪。あまり濡れたシーンは出さない方がよかったのではと思う。そこが不振だった理由かも。

この古き良き時代のジェームス・ボンドが好きだ。この作品がどうしてヒットしなかったのか不思議なくらいだ。

From Russia with Love ロシアより愛をこめて 1963

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原作: イアン・フレミング
監督: テレンス・ヤング
出演: ショーン・コネリー, ロバート・ショー, ダニエラ・ビアンキ, ペドロ・アルメンダリス、ロッテ・レーニャ

007シリーズの中でも最高作と言われる作品。
久しぶりに見ると本当にショーン・コネリーが若いし細い。
この映画は最初に、ジェームス・ボンドがプロローグで殺されてしまうシーンを扱った作品である。見ている人はどうなるかと引きつけられてしまう。これ以後にプロローグでジェームス・ボンドが死んだようにするのが、何度も作られている。最新作のスカイフォールでもそうである。
スカイフォールがあまりに007とタッチが違うのでがっかりしたがこの作品をみてもう一度007は何がいいのか確認してみることにした。

1.女にもてるし、女に弱い
2.おしゃれでかっこよい。いつも見ている人がうらやむような生活をしている。ファッション、ワイン、カジノ、車、ヴァカンスなど
3.いつも面白いジョークをいう。
4.新しい兵器を持って活躍する
などなどである。

まず題名であるが、ロシアという名前がでているが、ロシアは舞台になっていない。
トルコから始まり、オリエント急行でユーゴスラビアのベオグラードとザグレブに停車して、ボートでアドリア海を航海してベニスで終わるのである。そういえば、スカイフォールもトルコから始まる。
さて今回は、ダニエラ・ビアンキが演じるタチアナ・ロマノフがジェームス・ボンドを誘惑するのだが、逆に恋に落ちてしまう。これが、その後何度もこのパターンの映画が出来たくらい。完璧な筋立てだった。
やっぱりダニエラ・ビアンキが黒い布を首に巻くのが非常に色っぽかった。あれ以来ボンドガールではダニエル・ビアンキが一番である、

ジェームス・ボンドがおそらくオックスフォードの川のほとりでデートをしている。横をパンティングしている船が、テーマソングを流している。そこで冷やしていたシャンパーニュを引き上げるのだが、それはテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュだった。
そしてオリエント急行で舌平目のグリルに合わせてブランド・ブランをオーダーするとテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュが出てきた。全くおしゃれである。そして諜報員になりすましたレッド・グラントがキャンティを頼むのである。あとで襲われた時に、そうか魚にキャンティを合わせるやつと一人わかったようにつぶやく所がおかしい。

Qが持ってきたガジェット(小物の兵器)はアタッシュケースである。いろいろなものが詰まっている。当時はあんな万能アタッシュケースに憧れた人が多かっただろう。でも今では、飛行機の搭乗手続きを抜けられない。M16のメンバーだからイギリスから飛び立つときは問題ないだろうが。

オーブニングのベリーダンスのシーンが、ジプシーキャンプでのベリーダンスと重なっている。それにしてもこれも色っぽかった。この作品は末期がんだったペドロ・アルメンダリの遺作になったが、彼は、味のある親しみがわくケリムというトルコのスパイを演じた。彼とジェームスボンドが赤外線照準器付きアーマライトAR-7を使って狙撃する所は印象深い。

最後のヴェニスのシーンもかっこ良い。ジェームス・ボンドが二人の盗み撮りのテープを海に投げ入れる所の仕草が何とも言えず格好いいのである。

Wine in movies 映画に登場するワイン

Skyfall 007/スカイフォール 2012

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監督: サム・メンデス
出演: ダニエル・クレイグ, ハビエル・バルデム, レイフ・ファインズ, ナオミ・ハリス, ベレニス・マーロウ, ジュディ・デンチ
007 ドクター・ノオから50周年の映画である。この映画は、世界中で人気だったらしいが、僕にはその理由がわからない。
スパイ映画には、007、ボーンシリーズ、ミッションインポッシブル、クラシカルなスパイ映画などがあるが、それぞれに良い点があり個性のあるスパイ映画である。この007は従来の007の姿を捨ててしまっている。おしゃれで、かっこ良くて、それでいてハラハラするのが007なのに。この映画はどちらかと言えばバットマンである。バットマンビギンズやダークナイトライジングを見ているようである。敵役のラウル・シルヴァも、ぼくにはバットマンにでてくる悪役のようである。最後の戦いも、007が攻めるのではなく、防御するような戦い。これも従来の007ではない。

スカイフォールskyfallの題名は冒頭で橋から落ちるシーンと自分の生まれた生家のスカイフォールと掛けている。今回の007はあまり強くない。そして今回のボンドガールはどうかんがえてもMである。ジュディ・デンチがボンドガールではがっかりである。それに途中のパソコンによるコントロールの乗っ取られ方は、あまりにも頻回に使われた仕掛けでがっかりした。
確かに最初のバイクでのチェイスシーンは面白いし、スコットランドの景色も美しい。ナオミ・ハリスが演じているエージェントが最後にミス・マネーペニーであることがわかるのは楽しいが。